LTEとは?特徴やメリット・デメリット、Wi-Fiとの違いも解説

新しい通信規格である5G*1回線の利用が拡大してきました。ただし、まだつながる場所が限定されていたり対応していない機種があったりするため、4G LTE回線のプランのままスマホを使っている方も多いのではないでしょうか。今回は、現在も第一線で活躍しているLTEの特徴やメリット・デメリット、Wi-Fiとの違いを解説します。
- *1:5Gは一部のエリアで提供しています。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
- 参考「対応サービスエリア(UQ WiMAX)」(UQ WiMAX)
- https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
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LTEとは

LTEとは「Long Term Evolution」の略称で、3G回線を進化させたモバイルデバイス用の通信規格です*2。2001年頃から普及し始めた3G回線の時代では、Webサイトの閲覧やメールなど主に文字媒体の通信が主流でした*3。しかし時代が進むにつれて、音楽・ゲーム・映像などのデータ量が多いサービスやコンテンツが普及し始めます。スマホの急速な普及も相まって、従来の3G回線よりも高速で、大量のデータを一度に送受信できる通信規格として、2010年頃*3に新しく登場したのがLTEです。
LTEを使えば、100Mbps*4程度のスピードでデータ通信ができます。従来の回線は、第3世代の回線が384kbps*4・第3・5世代が14Mbps*4だったのを考えると、LTEは従来の回線より大幅な通信速度の改善に成功したのがわかるでしょう。その後新たな通信規格である4G回線が誕生した2015年*3までLTEは主流の通信回線として活躍しました。
- *2:参考「いまさら聞けない「LTE」っていったい何?」(au)
- https://www.au.com/mobile/area/4glte/800mhz/whatlte/
- *3:参考「移動通信分野の最近の動向」(総務省)
- https://www.soumu.go.jp/main_content/000397027.pdf
- *4:記載している通信速度はいずれもベストエフォート型サービスです。記載の通信速度は技術規格上の最大値であるため、実際に使用した場合の速度を示すわけではありません。
- また通信エリア内であってもお客さまの通信環境や回線の状況などにより低下する場合があります。また通信速度は機器の性能に依存します。
LTEと通信システムの特徴

通信規格の表記でよく見る、4Gなどの“G”は「Generation」の頭文字です。3G・4G・5G*1と数値が上がるごとに新しい通信規格になっていることを意味します。LTEがどの世代にあたるのかも含めて、移動通信システムの各世代の特徴を見ていきましょう。
- *1:5Gは一部のエリアで提供しています。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
- 参考「対応サービスエリア(UQ WiMAX)」(UQ WiMAX)
- https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
3G
すでに紹介したとおり、3G回線は2001年から使用され始めた通信規格です。2G回線では国や地域によって通信規格が異なっていたため、国内で購入した端末が海外では利用できませんでした。ですが、同じ端末が全世界で使えるように通信方式の標準化*5を目指して3G回線は開発されました。
3G回線の特徴は、新しいアクセス方式を取り入れて、同一の周波数を同時に多数の端末で共有して使えるようになった点です。また3G回線によって広帯域での通信ができるようになり、2G回線より高速で大容量のデータ通信が可能となりました。
3G回線が登場した時期にカメラ付きのケータイが発売されており、画像を添付してメールを送る機能も実装されました。年々カメラの性能が上がり、デジタルカメラとほぼ同等の画質で写真を撮れるようになっていきます。高画質の写真はデータ量も多くなり3G回線の通信速度では送受信に時間がかかるようになったため、さらに大容量で高速の通信が求められるようになりました。
- *5:参考「令和2年度版 情報通信白書(令和時代における基盤としての5G)」(総務省)
- https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/pdf/n1100000.pdf
4G
4G回線は、2015年頃に登場した通信規格で「LTE-Advanced」*3とも呼ばれます。特徴として、光ファイバ並みの高速通信が可能となった点が挙げられるでしょう。3G回線の通信速度が最大で384kbps*3だったのに対し、4G回線は最大1Gbps*3の速度での通信が理論上は可能といわれています。たとえば2時間の映画データ(3.6GB)をダウンロードした場合、3G回線では約21時間かかるのに対して4G回線は約30秒でダウンロードが可能です。
また4G回線は、従来の通信規格より柔軟に電波を利用できます。異なる周波数の電波を複数束ねて電波利用の効率を上げる「キャリアアグリゲーション技術」*3などによって高速通信を実現しました。4G回線の普及により、大容量の通信データも短時間で送受信できるようになったため、クラウド・ビッグデータ・IoT(Internet of Things:モノのインターネット)などの新たなサービスの誕生につながったといえます。
- *3:参考「移動通信分野の最近の動向」(総務省)
- https://www.soumu.go.jp/main_content/000397027.pdf
5G*1
5G*1回線は、「NR」と呼ばれる新しい通信規格で、2020年3月から一部地域でサービスが始まりました。4G回線と比べて、理論上では最大100倍程度*6の高速通信が5G*1回線では可能です。2時間の映像を3秒*6あればダウンロードが理論上は可能といわれるほど、5G*1回線であれば高速でデータの送受信ができます。
また多数のデバイスが同時に接続できる点も5G*1回線の特徴といえるでしょう。5G*1回線を使うと1平方キロメートルあたり100万台*6の機器が同時に接続できます。ひと部屋内での使用で換算しても、約100個の端末やセンサーがネットに接続できるスペックです。さまざまな製品がネットにつながるIoT時代に欠かせない技術といえるでしょう。
さらに5G*1回線の特徴として超低遅延も挙げられています。1ミリ秒程度の遅延*6しか発生しないといわれ、ほぼリアルタイムでの遠隔操作などが理論上は可能です。ロボットを遠隔で操縦しながらの手術など、精密さが必要とされる作業に役立つでしょう。
- *1:5Gは一部のエリアで提供しています。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
- 参考「対応サービスエリア(UQ WiMAX)」(UQ WiMAX)
- https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
- *6:参考「第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望」(総務省)
- https://www.soumu.go.jp/main_content/000633132.pdf
LTE
LTEは通信規格の一種ですが、4Gや5G*1と異なり世代を表す“G”の名称で呼ばれる機会は少ないかもしれません。世代としては3Gと4Gの中間的な規格であり、4Gに移行する橋渡し的な位置付けなので“第3.9世代移動通信規格”の呼称もあります。しかし、現在LTEは国際電気通信連合(ITU)によって4Gの一種として認められている*5ため、LTEと4Gを区別して扱う場面は少ないでしょう。
また、公共安全業務をおこなう消防や警察などが、組織横断的に情報連携するためのシステムでLTEの利用を検討・準備しているのをご存じでしょうか*7。公共安全のネットワークにLTEが使われると、テロや大災害がおこった場合でも消防や警察などのスムーズな通信が確保でき、より円滑な救助活動がおこなえると期待されています。
- *1:5Gは一部のエリアで提供しています。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
- 参考「対応サービスエリア(UQ WiMAX)」(UQ WiMAX)
- https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
- *5:参考「令和2年度版 情報通信白書(令和時代における基盤としての5G)」(総務省)
- https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/pdf/n1100000.pdf
- *7:参考「令和2年版 情報通信白書(公共安全LTEの推進)」(総務省)
- https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd263230.html
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LTEの利用に必要なもの

LTEを使用するために必要なものを以下で紹介します。LTEの利用を検討している方は事前に準備をしましょう。
LTE対応のモバイル端末
LTE通信をするためには、LTEに対応したスマホやタブレットが必要です。お手元の機種がLTE非対応であれば、通信事業会社とLTE対応のプランを契約しても使用できません。LTE対応プランの契約をおこなう前に確認し、機種変更も検討しておきましょう。
LTE対応のモバイルルーター
LTE通信に対応したモバイルルーターを利用してLTEに接続する方法もあります。種類や使い方にもよりますが、LTE通信に接続したモバイルルーターを利用すると複数のパソコンやスマホとWi-Fiで接続が可能です。LTE通信を複数の端末で利用したい場合は、個別に契約するのではなく、モバイルルーターを使うと節約にもなるでしょう。
LTEのメリットとデメリット

さまざまな場所で快適に通信がつながるなどのメリットがLTEにはあります。その反面、データ通信量に上限があり、使いすぎると通信制限がかかるなどのデメリットを懸念している方もいるかもしれません。この項目ではLTEのメリットとデメリットを紹介していきます。
LTEのメリット
LTEは屋内や屋外にかかわらず電波がつながりやすいといわれており、レジャーで訪れた場所や旅行先などでも通信ができます。スマホの電波を送受信する基地局*9が地域ごとに多数存在するため、LTEの電波は広い範囲に届けられています。たとえばUQ mobileが利用しているauの4G LTE回線は、人口カバー率99.9%*10のエリアをカバーしているほどです。一般的に通信がつながりにくいとされるキャンプ場や登山道などでも、UQ mobileは快適にネットが使えるようになっています。
- *8:参考「スマホをつなげる『基地局』とは?ドローンやバズーカなど変わりダネ珍7景も紹介」(KDDI)
- https://time-space.kddi.com/au-kddi/20190801/2707
- *9:「人口カバー率」は国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出しています。
- 記載の内容は2020年12月末時点の情報です。内容は変更になる場合があります。
- 対象となる機種は4G LTE(800MHz)対応の機器となります。
- 参考「エリア」
- https://www.au.com/mobile/area/
LTEのデメリット
データ通信の制限(データ容量の上限)が設けられている点はLTEのデメリットといえるでしょう。上限を超えてしまうと速度制限がかかり、解除されるまで快適にデータ通信ができなくなるかもしれません。スマホの場合、速度制限を解除したいときにはデータ容量を追加購入する方法があります。しかし追加のデータ容量は割高に設定されている場合があり、利用料金の高騰につながる可能性に注意が必要です。
またLTEは、電波を使用する環境によって通信回線が大きく影響を受けるといわれています。回線の混み具合によって通信速度が遅くなる場合もあるでしょう。
LTEとWi-Fiの違いとは

LTEとよく似た場面で、「Wi-Fi」という言葉を目にする機会があるかもしれません。どちらも無線の通信方式です。しかし通信規格や通信制限の有無、電波範囲の広さなどさまざまな違いがあります。代表的な違いをチェックしておきましょう。
通信規格の違い
Wi-Fiは「Wireless Fidelity」の略称で、スマホやパソコンをネットにつなぐための無線LANの一種です*10。Wi-Fiにはいくつかの規格が存在し、規格によって通信速度や接続の安定性が異なります。Wi-Fiのいずれかの規格に対応していれば、プリンターやゲーム機などさまざまな機器に接続可能です。一方のLTEは、上記で述べたとおりモバイルデバイス専用の通信規格の1種にすぎません。そのためLTEを利用できるのは、スマホ・タブレット・モバイルルーター・ホームルーターなどにかぎられます。
- *10:参考「Wi-FiとLTEの違いとは?初心者でもよくわかるスマホの通信速度の話」(Galaxy)
- https://www.galaxymobile.jp/explore/hint/galaxy-s9-wifi-lte/
電波範囲の違い
LTEとWi-Fiでは電波の届く範囲が違います。Wi-Fiは通信速度が速い分、電波の届く範囲は狭く*10なっています。ルーターと接続機器の距離が遠いと接続が不安定になる場合もあるでしょう。一方のLTEは、数多くの基地局から広範囲にわたって電波が発せられています。電波の届く範囲を気にせず外でもつながる点はWi-Fiとの大きな違いです。
- *10:参考「Wi-FiとLTEの違いとは?初心者でもよくわかるスマホの通信速度の話」(Galaxy)
- https://www.galaxymobile.jp/explore/hint/galaxy-s9-wifi-lte/
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通信速度制限*11を気にせず利用したいならUQ WiMAX!

- *11:一定期間内に大量のデータ通信のご利用が合った場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
- 参考「料金プラン・サービス」(UQ WiMAX)
- https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/
LTEにはデータ通信の制限があり、スマホでの速度制限に悩んでいる方もいるでしょう。それならUQ WiMAXのWi-Fiルーターを利用してみてはいかがでしょうか。UQ WiMAXなら一定期間内に大量のデータ通信があった場合を除き、スタンダードモードであれば月間のデータ容量の上限なし*12でネットの利用が可能です(800MHzは非対応)。またUQ WiMAXのルーターは工事が不要*12で、通信機器が届いたその日からネットが使えます。
- *12:参考「工事不要で高速!WiMAX +5Gホームルーター」(UQ WiMAX)
- https://www.uqwimax.jp/wimax/5g/home/
UQ WiMAXのWi-Fiルーターは簡単な3ステップ*13で購入から利用開始までが済ませられます。
(1)商品の選択
UQ WiMAXオンラインショップやUQスポットなどで欲しい商品を見つけましょう。購入したい商品が決まったら料金プランを確認します。
(2)申し込み手続き
申し込み手続きをおこないます。手順に従って必要な情報を入力しましょう。端末代金の支払い方法はクレジットカードもしくは代金引換が選択できます。月額料金は口座振替またはクレジットカード*14、法人契約の場合のみ銀行振込*15での支払いも可能です。
(3)利用開始
申し込みから最短2~3日で商品が配送されます。届いたWi-Fiルーターに付属のSIMカードをさしましょう。店舗で購入した場合はその日のうちに使用できます。正常に通信がつながるかを確認し、利用を開始します。
- *13:参考「お申し込みの流れ(WiMAX)」(UQ WiMAX)
- https://www.uqwimax.jp/wimax/flow/
- *14:クレジットカードでの申し込みには携帯電話番号が必要になります。
- *15:「銀行振込み」をお選びいただいた場合・お支払日 毎月最終営業日となります。「請求書発行オプション」(100円/月)のお申し込みが必須となります。
- ※本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
- ・iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標はアイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
TM and (C) 2022 Apple Inc. All rights reserved. - ・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
- ・「Galaxy」は、Samsung Electronics Co.,Ltd.の商標または登録商標です。
- ・「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。