高校生の99.1%が保持!スマホを持たせる際に親が注意したい点

高校生の99.1%が自分専用のスマホを持っています*1。 ゲームやSNSなどの娯楽用だけでなく、勉強にもスマホを活用する高校生が増えてきました。 スマホを持ちたいと高校生のお子さんが言ってきたとき、親御さんはデメリットばかりに目がいってはいないでしょうか。 高校生がスマホをもつメリットも、今回着目してみましょう。
- *1:参考「令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」(内閣府)
- https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/tyousa/r02/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf
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高校生の94.2%がスマホ保持者という利用状況

高校生のスマホやインターネットの利用状況について多くの機関が調査をおこなっています。
内閣府が2020年11〜12月におこなった「青少年のインターネット利用環境実態調査」*1では、
高校生の94.2%がスマートフォンの利用しており、99.1%が自分専用のスマホを持っていると回答しました。
平日1日あたりのインターネット平均利用時間は267.4分にのぼるとの結果も出ており、各数値は年々上がっている状況です。
またインターネットやSNSへの依存についての調査もおこなわれています。
総務省情報通信政策研究所が2014年に実施した「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査」*2では、
高校生の4.6%がネット依存の傾向が“高”に分類できたと報告されました。
なかでもスマホ利用者の方が、非利用者と比較したとき、依存傾向が高くなった点も指摘されています。
より最近の研究では、スマホ時代の子どもたちへの支援方策を探る“ソーシャルメディア研究会”の
竹内和雄先生(兵庫県立大学 環境人間学部 准教授)が2019年・2020年に大阪府でおこなった調査でも、
ネット依存について小中高生にアンケートをとっています*3。
そのうち高校生は、ネット依存率が19.3%から28.5%へ増加しているとの結果がでました。
- *1:参考「令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」(内閣府)
- https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/tyousa/r02/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf
- *2:参考「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査 報告書」(総務省情報通信政策研究所)
- https://www.soumu.go.jp/main_content/000302914.pdf
- *3:参考「スマホ依存率が増加中…現役高校生にスマホとのつき合い方を直撃インタビュー」(TIME&SPACE by KDDI) https://time-space.kddi.com/au-kddi/20210302/3071 アンケートの有効回答者数は小中高生の合計で、2019年が19,848人・2020年が27,118人。
高校生の主なスマホの使い方
依存するほどインターネットやスマホに熱中している高校生たちは、何に夢中になっているのでしょうか。 こちらも内閣府の調査*1にデータが示されています。参考にしてみましょう。
-
■青少年のインターネットの利用内容_スマートフォン (高校生:n=1020)
コミュニケーション:93.3%
ニュース:55.9%
情報検索:74.9%
地図・ナビゲーション:58.0%
音楽視聴:83.9%
動画視聴89.7%
電子書籍:27.8%
ゲーム:74.6%
ショッピング・オークション:32.8%
勉強・学習・知育アプリやサービス:57.5%
その他:3.8%
- *1:参考「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」(内閣府)
- https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/tyousa/r02/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf
子どもにスマホを持たせた主なきっかけ

お子さんにスマホを持たせるタイミングを検討している親御さんもいるでしょう。
中学校の卒業・高校の入学のタイミングで購入する人は多いようです。
自宅から最寄りの学校に通うのが通例である中学校とちがい、高校は自宅から離れた学校に進学する人も多くなります。
家族間での連絡はもちろん、高校生にもなれば人間関係が広がってくるため、
お子さんと友人との連絡用にスマホを持たせようと思われる親御さんは多いでしょう。
また高校に合格したお祝いで買う人も多いのではないでしょうか。
さらに通学に時間がかかるだけでなく、部活や塾で帰りが遅くなるケースを心配される親御さんも多いでしょう。
お子さんと連絡がとれれば、送り迎えや夕食の準備など、親御さんの動き方も計画しやすくなります。
プライバシーへの配慮が必要なのでお子さんの同意が得られればではありますが、
位置情報を共有するアプリなどを活用してトラブルを回避する使い方もいいかもしれません。
または“持ちたい”とお子さんが言ってきたタイミングがスマホの買い時との考え方もできます。
親御さんだけでなく、年上の兄弟がいたり周りの友達が持っていたりすると影響を受けて自分も持ちたいとお子さんは感じてくるでしょう。
ただし遊び道具にならないように使い方を家庭内で話し合い、
テストや部活動でよい成績を出したときのご褒美として買う方法も良いかもしれません。
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高校生がスマホを持つメリットとデメリット

高校生の多くがスマホを持っているのは分かっていても、高校生にスマホは不要との考えが強い親御さんもいるのではないでしょうか。 そのような親御さんはデメリットばかりに着目しているのかもしれません。 スマホにはメリットも多く、活用の仕方次第ではお子さんの成長や親御さんとのコミュニケーションに役立つアイテムです。 代表的なメリットとデメリットをまとめました。あらゆる角度から高校生がスマホを持つ意義やリスクなどを再検討してみましょう。
高校生がスマホを持つメリット
メリット(1):連絡がしやすい・つきやすいメリットとして連絡がしやすい・つきやすい点がまず挙げられるでしょう。 高校生にもなれば一人で出歩く機会が増えて行動範囲も広がるため家族間での連絡用に役立ちます。 とくにLINEを使ったフランクなやりとりに高校生は慣れているため、面と向かって話しづらいこともLINEを介して聞けるかもしれません。
メリット(2):居場所がわかる居場所を確認するのにスマホは便利です。外出先でも電話でつながれるだけでなく、 地図アプリの位置情報を送れば、リアルタイムでの現在地を追えるほどスマホは便利になりました。 またお子さんの同意が得られれば、位置情報を常に共有するアプリをスマホに入れてもいいかもしれません。
メリット(3):勉強に活用スマホは勉強のツールとして役立ちます。分からない言葉を調べたり、 黒板やノートを撮影したりするシーンでスマホを使うお子さんも多くいるのです。 またYouTubeなどの動画共有サービスで勉強の解説映像を見たり、 オンライン授業で家庭教師や学校の先生と繋がったりする用途もメジャーになってきました。
高校生がスマホを持つデメリット
デメリット(1):スマホ依存つづいてはデメリットです。スマホ依存の学生が増えているのをすでに紹介しました。 SNSでは、毎日無数のおもしろいコンテンツが更新され続けているため、飽きずに見続けられる世界が広がっています。 コンテンツをシェアすれば“いいね”がついて承認欲求を満たしてくれるでしょう。 SNS以外にも、手軽に楽しめるアプリやサービスが多くあります。 飽きない・快楽が手軽に得られるために、スマホが心の拠り所になってしまい手放せなくなる人がいるのです。 大人でもスマホ依存になるぐらいなので、高校生ならなおさら危険性を理解する必要があります。
デメリット(2):健康被害正しく使わないと健康被害のリスクが大きくなります。 長い時間見続けるなど使い方が悪いと、目が疲れてドライアイやスマホ老眼につながる危険性があるのです。 また見る姿勢が悪いと肩こり・腰痛・猫背・巻肩などにつながるリスクもあります。 さらに体だけでなく、デメリット(1)のようにスマホに依存してしまって利用を自分でセーブできなくなると、 うつ病や睡眠障害などの精神面での不調にもつながるかもしれません。
デメリット(3):犯罪やトラブルのリスク友達とのコミュニケーションにスマホは活躍します。 しかしテキストベースでのコミュニケーションでは感情や雰囲気が伝達しきれずに、 ケンカやいじめに発展するケースが見られます。 くわえてスマホからインターネットにアクセスすれば、あらゆる人と出会うチャンスがあるでしょう。 よい出会いであればよいですが、犯罪に巻き込まれたり個人情報が悪用されたりするリスクもはらんでいます。
デメリット(4):機種代や通信費がかかるスマホの利用にはお金がかかります。 機種の購入代にくわえて、月々の通信費をお子さんの分も負担するのに頭を抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。 学生用の割引が効くのにくわえ、格安SIM・格安スマホでさらにお得に使えるようにもなりました。 しかし利用した分に応じて課金される費用をセーブしながら使うようにお子さんにも理解してもらう必要があります。
高校生にスマホを持たせるときに気を付けたいポイント(ルール)

メリットを享受しつつデメリットを回避するためには、スマホを正しく使うのが大事です。 “正しく”は家庭によって異なり、しっかり話し合って正しい使い方を決める必要があります。 話し合いたいポイントを下に挙げてみました。参考にしながら話しあってみましょう。
使用時間・場所を制限
使っていい場面とダメな場面を親子で決めてみましょう。 “使えるのは◯時まで”・“1日◯時間まで”などと時間で制限する方法がまず考えられます。 また場所で制限するのも有効です。“学校や塾のなかでは使わない”・“親の前でしか使わない”などと決めてみましょう。 “食事中は使わない”・“歩きながらは見ない”と「ながらスマホ」を制限するのもおすすめです。
金銭的制限
お金をうまく利用する方法もあります。スマホの利用料はアプリなどから簡単に分かるはずです。 費用の上限を家族で話し合って決めておくと、確認しやすく自制につながるでしょう。 アプリ内課金は禁止もしくは親の許可制にするのがおすすめです。 なかには通話の使いすぎを見落とす人もいるかもしれません。 家族の国内通話であれば無料で話せるプランを提供している通信事業会社もありますが、 家族以外の友達などとは通話時間に応じて課金されるでしょう。 通話かけ放題のプランを選んだりLINEの無料通話を利用したりと解決策を親子で模索してみましょう。
没収条件
日常的な使い方にくわえて、ルールを守れなかったときの没収条件も決めておくのが効果的です。 依存症の危険性を紹介しましたが、スマホを遠ざけられるルールはお子さんを守るのにつながります。 ルールを決めても守れない場合は、アプリやアカウントを消したり、 スマホを解約したりするところまでルールを決めておいてもいいでしょう。
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「あんしんフィルター for UQ mobile」で高校生のスマホ利用をより安全に

高校生がスマホを持つのは一長一短があるのを紹介しました。 お子さんに任せる勇気も必要ですが、「あんしんフィルター for UQ mobile」*4 のようにフィルタリングによって物理的にスマホの利用を制限できれば安心と思われる親御さんもいるでしょう。 お子さんにもプライバシーがあるのを忘れずに、家族でスマホの“正しい使い方”について話し合ってみるのがおすすめです。 あんしんフィルター for UQ mobileの利用にはアプリのダウンロードが必要になります。 対応機種などの詳しくは下記(*4)のUQ mobileホームページでご確認ください。
- *4:参考「あんしんフィルター for UQ mobile」(UQ mobile)
- https://www.uqwimax.jp/mobile/plan/option/anshin_accesssp/
また費用を抑えたいご家庭は、親御さんが使っていた旧機種をお子さんに譲るのもよいかもしれません。 UQ mobileなら機種変更も簡単にできます。 ぜひ高校生のお子さんにスマホを買うタイミングで、ご家族全員でUQ mobileへの乗り換えもご検討ください。
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