MNPとは?
手続きの手順や注意点を解説

MNPとは?手続きの手順や注意点を解説

「MNP」を利用すれば、通信事業会社を乗り換えても電話番号を変えずに済みます。 友人や知人に電話番号を変更した旨を連絡して回ったりサイトの登録情報を変えたりする手間もかかりません。 そんな便利なMNPはどのように利用すれば良いのでしょうか。手続きの手順や注意点をチェックしていきましょう。

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MNPとは乗り換え先にも現在の電話番号を引き継げる制度

MNPとは乗り換え先にも現在の電話番号を引き継げる制度

MNP*1とは、通信事業会社の乗り換え先にも現在使用中の電話番号を引き継いで利用できる制度です。 正式名称である「携帯電話番号ポータビリティ」の英語表記「Mobile Number Portability」の頭文字からMNPと呼ばれるようになりました。

MNPなど乗り換えがしやすいサービスの拡充や環境の整備を通信事業会社各社は進めています。改正された「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」*2も2021年4月1日より施行されました*3。MNP手数料の原則無料化・Web手続きの利用改善・過度な引き留め行為の禁止が進み、MNPがしやすい状態になっているといえるでしょう。

MNPを利用するための手順

MNPの手順は通信事業会社ごとで異なります。現在使用している乗り換え元の手順はもちろん、乗り換え先の通信事業会社が設けている手引きもそれぞれホームページなどで確認しながら手続きをするのが良いでしょう。

MNPの基本的な手順

ここでは基本的なMNPの手順をまとめます。

(1)乗り換え元からMNP予約番号を取得
MNPをおこなうには乗り換え元から「MNP予約番号」を事前に取得しておかなければなりません。Webから24時間申し込み可能なのが一般的です。深夜に申し込むとSMS(ショートメール)で翌朝届く場合もあります。また有効期限がありますが、失効後の再取得も可能です。期間を過ぎたら再度申し込みをして期限内の番号を用意しておきましょう。
※UQ mobile オンラインショップでのお手続きの場合、事前に予約番号を取得いただかずにお手続きいただけます。(一部対象外の携帯会社あり)

(2)必要書類など準備物を用意
MNP予約番号のほかにも必要なものがあります。UQ mobileの場合*1は、本人確認書類・連絡がとれるメールアドレス(メールフィルターを設定している場合は、乗り換え元の通信事業会社から受信できる設定が必要)・クレジットカードかキャッシュカード(海外発行のクレジットカードは利用できない場合がある)の準備が必要です。本人確認書類として使えるもの・使えないもの、必要な設定などは通信事業会社ごとで違うため、事前に乗り換え先の会社のホームページなどで確認してください。

(3)ポイントやアプリなどの引き継ぎ設定
MNPによって電話番号は引き継がれます。また通信事業会社ごとで発行されるメールアドレス(キャリアメール)も申し込んで料金を払えば乗り換え先でも使えるサービスがauなどで提供され始めました*4
しかし通信事業会社ごとで付与されていたポイントや自身でインストールしたアプリなどは個別で引き継ぎが必要になるケースもあります。なかには引き継ぎができないポイントやアプリなどもあるでしょう。端末はそのままでSIMカードを挿し替えるだけの乗り換えでも、念のために確認してください。

(4)乗り換え先の通信事業会社で手続き
乗り換え先の窓口でMNP転入手続きをしましょう。ネットの問い合わせや取扱店舗など、乗り換え先が用意している窓口で利用しやすいものを選んでかまいません。MNP予約番号を伝えれば、新規申し込みの手続きが進められます。また乗り換え先との契約が締結された時点で乗り換え元の通信事業会社との契約は解消されます。

【キャリア別】MNP予約番号の取得方法

MNPを利用するのは、格安SIMを提供している「MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)」に携帯キャリアから乗り換える方が多いかもしれません。携帯キャリアでMNP予約番号を発行する方法を下記にまとめました。参考にして準備を進めましょう。
※UQ mobile オンラインショップでのお手続きの場合、事前に予約番号を取得いただかずにお手続きいただけます。(一部対象外の携帯会社あり)

docomo(ドコモ)の場合

【Webから申し込む(パソコン・スマホ・ドコモ ケータイ(spモード))】
申し込みは「ドコモオンライン手続き」からおこなえます。スマホやドコモのケータイ(spモード)などを使ってドコモのケータイ回線から手続きをする場合は「ネットワーク暗証番号」が必要です。またドコモのケータイ回線以外(パソコンやWi-Fi経由など)からの場合は「dアカウント」が必要です。ドコモのケータイを持っていなくても無料発行できる共通IDですので、準備しましょう。
[受付時間]
24時間(システムメンテナンスのため利用できない場合があります)。

【電話で申し込む】
「ドコモ インフォメーションセンター」に電話しましょう。ドコモのケータイからは「151」(無料)でドコモの携帯電話専用窓口につながります。一般電話やそのほかのケータイなどからは「0120-800-000」でつながります(一部のIP電話からは接続できない場合があります)。
[受付時間]
9時~20時(年中無休)

【店舗で申し込む】
店舗でもMNP予約番号の発行ができます。ただし店舗で申し込む場合は来店予約が必要です。事前の予約なく来店すると後日の予約を案内されるだけの場合があります。
[営業時間]
営業時間は店舗により異なります。詳しくは各店舗ページを確認しましょう。

SoftBank(ソフトバンク)の場合

【Webから申し込む】
「My SoftBank」から手続きが可能です。解約時にかかる費用も手続きの前に確認できます。
[受付時間]
24時間(予約番号発行:9時〜20時)

【電話で申し込む】
「携帯電話番号ポータビリティお問い合わせ窓口」に連絡しましょう。ソフトバンクのケータイからは「*5533」、そのほかの場合は「0800-100-5533」でつながります。MNP予約番号はSMSで案内されます。故障などでSMSの受信ができない場合は、ソフトバンクショップで手続きをしましょう。
[受付時間]
9時〜20時

【店舗で申し込む】
近くのソフトバンクショップで手続きが可能です。本人確認書類などを準備して、来店予約をしてから出かけましょう。
[営業時間]
営業時間は店舗により異なります。詳しくは各店舗ページを確認しましょう。

auの場合*5

【Webから申し込む】
申し込みされた電話番号宛てに「157」よりSMSにてMNP予約番号が通知されます。下記の手順で申し込みをおこないましょう。
My au TOP→画面上部の「スマートフォン・携帯電話」→ご契約内容/手続き→お問い合わせ/お手続き→MNPご予約
[受付時間]
24時間

【EZwebから申し込む】
EZwebからは、下記の手順でお申し込みください。
EZキーボタン→トップメニューまたはauポータル トップ→My au→ログイン→申し込む/変更する→au携帯電話番号ポータビリティー(MNP)
[受付時間]
24時間

【電話で申し込む】
「0077-75470」(無料)へ連絡をしましょう。auのケータイも一般電話も番号は共通です。ただし解約にかかわる重要事項の説明などでお手続きには時間がかかる場合があります。乗り換え先の店舗などで電話をするのではなく、ご自宅などから余裕をもって事前に電話をかけましょう。
[受付時間]
9時〜20時(年中無休)

【店舗で申し込む】
au Style/auショップ・トヨタ au取扱店(一部除く)で申し込みが可能です。本人確認書類などを準備して、前日までに来店予約をしてから出かけましょう。
[受付時間]
営業時間は店舗により異なります。詳しくは各店舗ページを確認しましょう。

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MNP利用時の注意点

MNP利用時の注意点

MNPの利用には注意点があります。すでに紹介したものもありますが、代表的なものを下記紹介します。参考にしながら準備を進めましょう。

MNP予約番号に有効期限がある

MNP予約番号には有効期限があります。UQ mobileで発行した場合*1、予約当日を含めて15日間は有効です。ただしUQ mobileのオンラインショップから乗り換えの申し込みをする場合は、手続きなどに時間がかかるため有効期限よりも短い取得日から5日以内での申し込みをお願いしております。確認の上で準備を進めましょう。

キャリアのメールアドレスは引き継げるが有料

通信事業会社ごとで発行されるメールアドレス(キャリアメール)を乗り換え先でも使えるサービスがauなどで提供され始めました*4。しかし申し込みが必要であったり、月々の料金が発生します。メールアドレスを引き継がない場合は、新しいメールアドレスが必要であったり、登録しているサービスの情報を変更する必要が出てくるでしょう。

引き継ぎができないポイントやサービスがある

MNPによって通信事業会社が変わると利用できなくなるポイントやサービスがあります。通信事業会社ごとで付与されているポイントは失効するかもしれません。またアプリ内課金に利用できるキャリア決済が使えなくなる可能性もあります。

同名義での引き継ぎが原則(家族なら可能)

MNPは同一名義での引き継ぎが前提です。引き継ぎの前後で契約者の名義を変えたい方は注意しましょう。ただし家族に番号を引き継ぐのは可能です。新旧両方の契約者が一緒に店舗に来店したり、旧契約者からの委任状を準備する必要があるため事前に確認しておきましょう。

MNP後も解約されないサービスがある

MNPで乗り換えの契約が成立すれば、元の通信事業会社との契約は解消されます。しかし中には乗り換え・解約後も契約が継続される(自動解約されない)サービスがあります。元の通信事業会社のサービスが継続していないかを乗り換え後も確認すると良いでしょう。

契約解除料が発生する可能性がある

MNP手数料が無料だったとしても、契約解除料が必要な場合があります。契約書などを確認し、契約更新月に乗り換えをするなど工夫しましょう。くわえて乗り換え先での新規契約手数料が発生する可能性もあります。支払いが発生する項目や条件を事前に確認しておきましょう。

割引サービスの条件に合わなくなるかもしれない

auの「家族割®︎」*6のような複数人グループでの利用で割引などが受けられるサービスに加入している場合もあるでしょう。グループ内の誰かがMNPで契約解除して条件を満たせなくなると他の方の利用料金が上がる可能性があります。

端末の代金を一括請求される可能性がある

端末代金を分割で支払っている方もいるでしょう。もしMNPによって通信事業会社を変更しても全額清算しなければなりません。購入時に加入した割引やプログラムが適用されなくなる可能性も頭に入れておきましょう。場合によっては残りの分を一括で請求される可能性があります。

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  • ※本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
  • ・SOFTBANKおよびSoftBankの名称、ロゴは日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
  • ・ソフトバンクの名称は、日本国およびそのほかの国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
  • ・「au」、「EZweb」、「家族割」はKDDI株式会社の登録商標です。
  • ・「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。

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