中学生にスマホは必要?持たせるときのポイントを解説

中学生にスマホは必要?持たせるときのポイントを解説

「中学生にスマホは早い……」。そう思っている親御さんは多いかもしれません。しかし中学生の2人に1人以上がスマホを持っているとのデータ*1があり、多くの中学生がスマホを持っているのです。勉強に使ったり緊急時の連絡に使ったり、中学生であってもスマホを持つメリットは多くあります。デメリットや注意点と一緒に中学生のお子さんにスマホを持たせるべきかを検討してみましょう。

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2020年の調査で中学生のスマホ所持率は67%

2020年の調査で中学生のスマホ所持率は67%

「みんな持っているから」と中学生のお子さんがスマホをねだってきていないでしょうか。 内閣府が2020年11〜12月におこなった「令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」*1において、 67%の中学生がスマホでインターネットを利用しており、84.3%が自分専用の機種だと回答しています。 中学生の2人に1人以上はスマホを持っているのです。

また2020年7月に文部科学省が出した通知*2では、学校に生徒が携帯電話を持ち込むのを条件付きで認める方針が示されました。 緊急時の連絡ツールとしての用途を認め、各都道府県の知事・教育委員会に検討するように申し伝えたのです。 ただし「学校における教育活動に直接必要のない物であることから(中略)原則禁止とすべき」と全面的に肯定してはいないのは留意が必要かもしれません。

許可する条件として、正しい使い方やルールを生徒と協議して決定するだけでなく、 学校内でのルール決めや保護者責任でのフィルタリング設定など教師や保護者にも準備や節度を求めています。 もしお子さんがスマホを欲しがったとしたら、中学生が持つメリットやデメリットにくわえて、 家族が考えるべきコストやリスクをまずは親御さんがチェックする必要があるといえるでしょう。

主なスマホの使い方

中学生の2人に1人がスマホを持っているわけですが、何に使っているのか疑問を持っている方もいるかもしれません。 さきほど紹介した内閣府の調査*1では、下記の用途でスマホを使用しているとの回答でした。参考にしてみましょう。

  • ■青少年のインターネットの利用内容(中学生:n=942)

    コミュニケーション:82.9%
    ニュース:34.0%
    情報検索:60.3%
    地図・ナビゲーション:32.6%
    音楽視聴:71.0%
    動画視聴:80.1%
    電子書籍:13.6%
    ゲーム:69.9%
    ショッピング・オークション:11.0%
    勉強・学習・知育アプリやサービス:38.3%
    その他:3.3%

中学生にスマホを持たせるメリットとデメリット

中学生にスマホを持たせるメリットとデメリット

“中学生が携帯電話やスマホを持つメリットやデメリット”とはどのようなものなのでしょうか。 代表的なメリット・デメリットをまとめてみました。それらを参考にしながら親子でスマホの是非を話し合ってみましょう。

中学生にスマホを持たせるメリット

メリット(1):緊急時に連絡がつく

部活や塾で帰りが遅くても、連絡ひとつあれば安心できる方も多いのではないでしょうか。 中学生にもなれば行動範囲が広がり、子どもたちだけで出かける機会も増えるでしょう。 しかしながら地震・豪雨のような天災や事件・事故は前兆なく起きるケースもあります。 万が一のことが起きたときの連絡用にスマホを持たせるメリットは大きいでしょう。

メリット(2):ITリテラシーが身に付く

ITリテラシーは、スマホやパソコンなどの情報通信機器を使いこなす力、 ネット上から情報を探し出して正しく読み解く力、セキュリティ面に気を配る力などの広い意味を持つ言葉です。 スマホを持って使っていると、操作方法にくわえて、情報処理能力や危機管理能力などのITリテラシーが養われると期待されています。 昨今は、学校でもコンピュータを使った授業がおこなわれ始めました。 実際にスマホを持つことで、その良し悪しを本人に体感させられるのはメリットといえるでしょう。

メリット(3):居場所が確認できる

緊急時に連絡がつく点ともつながりますが、中学生にもなるとお子さんにあれこれ言うのを控えている親御さんもいるのではないでしょうか。 しかし、いざというときは居場所の特定や安否確認がしたいはずです。 多くのスマホにはGPSが内蔵されており、位置情報を共有できます。 プライバシーの問題もあるため本人の同意を得るのが望ましいですが、 居場所がいつでも確認できるように親御さんが管理できる仕組みやサービスがあるのはメリットと捉えられるでしょう。

メリット(4):勉強に活用する

中学生のスマホの用途では、38.3%が「勉強・学習・知育アプリやサービス」*1で利用していると答えました。 またYouTubeのような無料サイトで勉強の解説映像を見ている中学生が80.1%の「動画視聴」*1に含まれているかもしれません。 ほかにも学校の黒板や友達のノートをカメラで撮影して保存したり、分からない言葉を調べる辞書代わりにしたりしてスマホを勉強に活用している中学生はいます。

中学生にスマホを持たせるデメリット

デメリット(1):犯罪やトラブルに巻き込まれる

つづいてデメリットをチェックしましょう。スマホを介してあらゆる人とつながりやすくなりました。 ネット上で出会う人が良織的な人ばかりとは限らないため、なかには悪質な人とつながって犯罪やトラブルに巻き込まれる危険性があります。 とくにITリテラシーが未熟であれば、個人情報をネットに出したり、感情的になって誰かを誹謗中傷したりと自らトラブルの火種を作ってしまうかもしれません。

デメリット(2):スマホ依存

スマホに依存してしまう人がいます。大人でもスマホ依存になる方は多いので、中学生ならなおさらスマホ依存に注意しなければなりません。 食事中やベッドのなかでもスマホが手放せなかったり、対面で話していてもスマホに意識がいきがちだったりするのがスマホ依存の特徴です。 通院して治療する人がいるぐらいの問題である認識を持ちましょう。

デメリット(3):機種代・通信費がかかる

スマホを使うにはお金がかかります。機種代と月々の通信費が最低限発生するのは覚悟が必要です。 なかには課金制のアプリやサービスがあり、親御さんが知らない間に費用が膨れ上がってしまう可能性があります。 もちろん通話も時間に応じて料金が加算される場合があるため、通話かけ放題のプランにしたり費用の目安を事前に 親子で確認して使いすぎを防いだりするのが望ましいでしょう。

デメリット(4):SNSいじめ/ストーカー

犯罪やトラブルに巻き込まれることともリンクしますが、誰かとつながっていることは良いことばかりではありません。 スマホが原因で人間関係がもつれる場合に注意しましょう。 顔を合わせた学校の友達であっても、ネットを介したテキストベースでのコミュニケーションでは顔が見えず相手を傷つ けたり傷つけられたりする危険性をはらんでいます。 お子さんがSNS上で仲間はずれにされたり悪口を言われたりしても、親御さんは気付きにくいでしょう。 ましてや知らない人とお子さんがつながっていたらなおさらです。 居住地や学校が特定されてストーカーやつきまといに発展しかねない行動も慎まなければなりません。

デメリット(5):“ながらスマホ”による事故(歩きスマホ・自転車)

スマホは、座りながら落ち着いて使うのが望ましいかもしれません。 歩きながらや自転車に乗りながらスマホの画面を見ていると、ほかの歩行者や車に気づかず事故にあう危険性があります。 とくに動画を見たり音楽を聞いたりするためにイヤホンをつけているときは危ないです。 自転車に乗っているときにイヤホンをつけるのは条例で禁止されている自治体もあります*3

デメリット(6):視力低下の可能性

スマホを使いすぎたり使い方が悪かったりすると目への悪影響が心配されます。 スマホを使いすぎて、目が乾く・疲れるなどとお子さんが言うかもしれません。 視力低下やドライアイにつながるケースへの注意が必要です。またスマホによっ て目を酷使すると肩や腰などの身体のほかの部位にまで悪影響が及びかねません。 頭痛・肩こり・腰痛などをお子さんが訴えたら、スマホの使いすぎの可能性があります。

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中学生にスマホを持たせるときのポイント(ルール)

中学生にスマホを持たせるときのポイント(ルール)

メリット・デメリットを理解した上で、中学生のお子さんにスマホを持たせてみようと思われた親御さんもいるでしょう。 学校に持ち込むための条件として保護者からのフィルタリングの設定が推奨されていました。 「あんしんフィルター for UQ mobile」*4のように悪質なサイトへのアクセスやアプリの使用を制限・監視できる仕組みが各通信事業会社のスマホにあるはずです。 総務省がフィルタリングの普及に努めており、使用者が18歳以下の場合は保護者に申告を求めています*5。 デメリットを回避するためにフィルタリングの設定をしましょう。「あんしんフィルター for UQ mobile」の利用にはアプリのダウンロードが必要です。 対応機種など詳しくは下記(*4)のUQ mobileホームページでご確認ください。


また親子で話し合って、スマホを使用するときのルールを一緒に定めるのが望ましいです。たとえば使用する時間・場所でルールを考えてみましょう。 “◯時以降は使わない”・“使えるのは親の前だけ”・“ベッドやトイレにまで持ち込まない”などあらゆるルールが決められるはずです。 “課金をしない”・“SNS上の知らない人とやりとりしない”はデメリットを避ける上で外せないでしょう。

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