eSIMとSIMカードを比較!
それぞれの特徴や違いを解説します

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SIMカードの入れ替えだけで、機種変更や乗り換えができる通信事業会社や機種があります。くわえて最近は、物理的なSIMカードの入れ替えが不要なeSIMの利用も普及し、さらに便利になってきました。乗り換えを検討している方の中には、SIMカードとeSIMのどちらを使おうか迷われている方もいるかもしれません。SIMカードとeSIMのそれぞれの特徴や違いをまとめていきましょう。

更新日:2022年8月12日

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eSIMとは?SIMカードの仕組みを解説*1

eSIMとは?SIMカードの仕組みを解説

「Subscriber Identity Module」の略称である“SIM”がつけられた「SIMカード」には、回線の契約者情報や電話番号などの情報が記録されています。その情報を使ってスマホでの通話や通信を可能にする仕組みです。SIMカードは、通信事業会社と契約すると発行してもらえます。以前は端末とSIMカードをセットで購入するのが一般的でしたが、近年は端末のみ・SIMカードのみの販売も普及してきました。

そして2021年9月にUQ mobileでも対応を開始した「eSIM」が、より新たなSIMとして注目されています。eSIMとは、SIMカードではなく埋め込み型のチップに電話番号や回線の契約情報などを記録させて、スマホでの通話や通信を可能にする仕組みです。“埋め込み”を意味する「Embedded」のSIM、または“遠隔で情報を書き換えられること”を意味する「eUICC」(Embedded Universal Integrated Circuit Card)のSIMと、2つの意味合いでeSIMと呼ばれます。

eSIMとSIMカードそれぞれの特徴

eSIMとSIMカードそれぞれの特徴

eSIMとSIMカードのどちらを利用するか考える機会が今後は増えてくるかもしれません。それぞれの特徴を下記にまとめてみましたので、選ぶときの参考にしてみましょう。

SIMカードの特徴

SIMカードの特徴は物理的なカードである点です。詳しくは後述しますが、物理的なカードであるため、入れ替えが必要な場合があります。またeSIMと比べると、日本でSIMカードは2008年頃 から使われており、多くの対応機種が存在しています。

くわえて、サイズによる違いがあるのも特徴です。国内で普及しているSIMカードにはサイズ別で3つの種類*2があり(海外ではもう1種類、クレジットカード程度の大きさのSIMカードも使用されています)、端末が対応しているサイズのSIMカードを選ぶ必要があります。

・標準SIM :25×15mm
・micro SIM:15×12mm
・nano SIM :12.3×8.8mm

eSIMの特徴

すでに説明したとおり、eSIMでは埋め込み型のチップに回線の契約者情報や電話番号を記録して通信や通話をおこないます。「RSP」(Remote SIM Provisionig:リモートSIMプロビジョニング)と呼ばれる仕組みによって、回線の契約者情報や電話番号などの情報を遠隔でも書き込みが可能な点はeSIMの特徴といえるでしょう。なお出荷時の端末内にあるeSIMには、契約者情報などは入っていない点を認識しておいても良いかもしれません。

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eSIMとSIMカードで、使い方や選び方に違いが出る

eSIMとSIMカードで、使い方や選び方に違いが出る

上で紹介したような特徴によって、実際に使ったときに違いが出てきます。ユーザーのみなさんが認識しておきたい両者の違いを下記にまとめてみました。

開通までの手続きや設定の難易度

eSIMに比べると、SIMカードを使った方が開通までの手続きや設定の難易度は低くなるといわれています。しかし下記にまとめたように両者それぞれで注意点があるため、確認しておきましょう。

■SIMカード
通信事業会社から受け取った時点で、回線の契約者情報や電話番号が記録されています。そのためSIMカードをさし替えただけで乗り換えができる場合もあるでしょう。ただしSIMカードを受け取るまでの時間を考慮しなければならない場合があります。店舗で受け取る場合はともかく、ネットから申し込んで郵送される場合は到着を待つ必要があるでしょう。
また他社からの乗り換えでは一時的に回線が使えなくなくなる場合があります。UQ mobileのように「即時回線切り替え」*3に対応した通信事業会社ならば、回線が遮断される期間が発生しないのでおすすめです。

■eSIM
端末出荷時に契約者情報などは入っていないため、ネットからの設定が必要です。またeSIMの設定をおこなうには、QRコード®(アクティベーションコード)を表示させる別端末(スマホ・パソコン・タブレット)やWi-Fi環境が必要になる場合があります。スマホの設定が苦手な方やWi-Fi環境などが整っていない方は、ハードルが高く感じてしまう場合もあるでしょう。
しかし、オンラインで手続きが完結するため、Wi-Fi環境や別端末が揃っている場合は、eSIMの方が便利に感じる方もいるかもしれません。

SIMカードの入れ替え

SIMカードは入れ替えが必要になりますが、eSIMは入れ替え不要です。SIMカードの場合は、下記のような点に注意しましょう。

■SIMカード
さす(さし替える)だけで乗り換えができ、便利ですがすでに紹介したとおりサイズ別での選び分けが必要になります。ほかにも下記のような点に注意する必要があります。

・故障:静電気・水・ホコリなどでSIMカードが故障する場合があります。IC部分には極力触れないようにしましょう。
・破損:SIMカードのサイズやさす向きを間違えないようにしましょう。無理矢理さすのも禁物です。
・紛失:SIMカードは小さな部品です。入れ替えなどは広い机の上などで落ち着いておこないましょう。
・返却の手間:解約をした場合に返却が必要な場合 があります。

■eSIM
端末に組み込まれているチップを使うため、入れ替えの手間は発生しません。そのため上に書いてある注意点を気にせずに済みます。

対応機種

SIMカードの方が対応機種も多く、選択肢が豊富といえます。UQ mobileでも専用ページ*5で案内していますが、各通信事業会社のサービスに対応している機種の確認も合わせておこないましょう。

■SIMカード
サイズによる違いはありますが、iPhoneやAndroidスマホのほとんどがSIMカードの対応機種といえるでしょう。

■eSIM
UQ mobileでの対応開始が2021年9月からと説明しましたが、ほかの通信事業会社も同様の時期からeSIMに対応を始めたばかりです。そのためSIMカードと比べると、eSIMは対応機種が限られる点を認識しておきましょう。iPhoneの場合はiPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XR以降*6に販売された機種に限られます。

海外での利用

海外でスマホを利用する場合は、SIMも現地の通信サービスに対応したものを使わなければなりません。またSIMカード・eSIMのいずれもSIMフリーの端末を利用しましょう。SIMロックがかかっている場合は事前に解除しておく必要があります*7

■SIMカード
プリペイド式のSIMカードを購入し、SIMフリーのスマホにさして利用するのが一般的です。ネットもしくは国内の空港などで現地対応のSIMカードを先に買っておかないと、到着してすぐには使えません。また、空港で購入できるSIMカードは在庫や種類が限られており、ネットでも取り寄せに時間がかかる場合があります。

■eSIM
オンラインで手続きができるため、国内の場合と同じく、現地の通信事業会社と契約してeSIMの設定を変更すれば、SIMカードの受け取りやさし替えをせずに使えます。

  • *7:SIMロックの解除には手数料が発生する場合があります。またSIMロック解除に対応していない機種があります。
    参考「SIMロックって何?解除方法って?」(UQ mobile)
  • https://www.uqwimax.jp/mobile/gimon/sim/

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